気まぐれ日記・簡単料理・ベランダの鉢植・音楽・詩

23篇中6篇の詩に曲と歌が付いています

童謡詩と歌

私の詩は、感じたままをメモ的に書き留めて整理したようなものですが、「ママのおなかの 赤ちゃんは」は娘に二人目の赤ちゃんが出来てお腹が大きくなった頃、娘のお腹を見ていたら、言葉がするするするとあふれるように出てあっという間に出来た詩でした。いつもは夜寝るときに布団の中であれこれ思いながら作っておりました。

弟が詩に曲を付けてくれました。

歌とピアノは弟の知人の方で、歌のお願いを快くお受けしていただいたお陰でかわいい歌になりました。ありがたく感謝しております。

 

   もくじ

 

① 白いくじら  (歌あり)

② 赤ちゃんねんね

③ 春はみんなの おまちかね

④ ほ ほ ほたるは 片想い (歌あり) 

⑤ しゃぼん玉とばそう (歌あり) 

⑥ 青いお空は だれのもの

⑦ お星もお空で 花火見物

⑧ ママのおなかの 赤ちゃんは (歌あり) 

⑨ ひとり夕陽を 見ていると

⑩ 空とぶほうきの流れ星 (歌あり)  

⑪ ふるさとは 幻か

⑫ 万華鏡 (歌あり) 

⑬ にじの橋

⑭ オカリナ

⑮ ひまわり合唱団

⑯ 小川の野菊

⑰ 私の朝顔

⑱ こいのぼり

⑲ お昼の白いお月さま

⑳ 花ふぶき

㉑ ほんのり赤い おひなさま

㉒ 宝くじ

㉓ ねじまきの うで時計

 

 

白いくじら 

 

ごらん青い空を

白い雲と風が

自由気ままに遊び

空におえかきしてる

  空にうかぶくじら

  ふしぎそうに見てる

  海とちがう世界を

   ゆらら ゆら ゆら ゆらら

 

ごらん白いくじら

風がふいて消えて

長い首のきりんに

いつのまにか変わった

  空にうかぶきりん

  はるか遠く見てる

  どこまでもいつまでも

  ゆらら ゆら ゆら ゆらら

 

   

赤ちゃん ねんね

 

赤ちゃんねんね

ママにだかれてねんね

ゆらゆらゆられてねんね

 

赤ちゃん笑ってる

ママ見てにっこり笑ってる

つられてママも

笑ってる

 

赤ちゃん泣いてる

ママをさがして泣いてる

おしめをかえてお乳をのんだら

赤ちゃんねんね

 

 

春はみんなの おまちかね        

 

うれしいな

南の風にさそわれて

里のうぐいすが 歌いだす

 

ゆかいだな

土のぬくもりにさそわれて

土手のつくしが 顔を出す

 

たのしいな

雪どけ水にさそわれて

小川のめだかが 泳ぎだす

 

かわいいな

ぽかぽか陽気にさそわれて

となりのくるみちゃんが お外で遊ぶ

 

ようこそ ようこそ

春はみんなの おまちかね

 

 

ほ ほ ほたるは 片想い

ほ ほ ほたるは 片想い

キラキラお星に 片想い

夜ごとせつなく 片想い

 

いちずに光る ほ ほ ほたる

ほたるみんな  お星になって

夜空でピカピカ 光るといいな

お星となかよく 光るといいな

 

夏の夜空の 天の川

ほ ほ ほたるの 恋の夢

 

 

しゃぼん玉 とばそう

 

しゃぼん玉 とばそう

うれしいときは

楽しいこと いっぱいつめて

お空に とばそう

風さんふいて 届けておくれ

お空のとうさんに 伝えておくれ

 

しゃぼん玉 とばそう

かなし いときは

つらいこと みんなつめて

お空に とばそう

風さんふいて 届けておくれ

お空のかあさんに 伝えておくれ

 

 

青いお空は だれのもの

 

青いお空は だれのもの

すずめがチュンチュン とんでいる

 

そよふく風は だれのもの

コスモスが気持ちよさそに ゆれている

 

田にふる雨は だれのもの

かえるがケロケロ うれしそう

 

まっ赤な夕日は だれのもの

子供がおうちへ かえるころ

 

どれも どれも

私のものではないけれど

いつも私のそばにある

 

 

お星もお空で 花火見物

 

ドーン

 ドーン

  ドーン

夏の夜空いっぱいに

赤 青 黄色

色とりどりの

光のお花が

次から次に

パッ と咲いて

スー と消えて

まばたきしてたら

見のがしそう

 

今夜のお空は

花火にまかせて

お星はちょっと

ひと休み

お星もお空で

花火見物

 

お星さまの見てる花火って

どんなかな?

 

 

ママのおなかの 赤ちゃんは

 

ママのおなかの 赤ちゃんは

ママのおなかを ひとりじめ

しあわせいっぱい ねんねして

ゆうらりゆられて 夢ごこち

このままずっと

ママのおなかに いられたら・・・

 

このままずっと

ママのおなかに いたならば

ままのおかおが みえないし

おおきなパパにも あえないし

ふたつちがいの おねえちゃんと

おててつないで あそべない

 

ママのおなかの 赤ちゃんは

ママのおなかを ひとりじめ

しあわせいっぱい ねんねして

ゆうらりそのひを 夢みてる

 

 

ひとり夕陽を 見ていると

 

ひとり夕陽を 見ていると

遠い記憶が 目に浮かぶ

 

母におわれて

赤い夕陽を 見ていたような・・・

母の背中が

夕陽のように あったかかったような・・・

母のほっぺが

夕陽のように まんまるだったような・・・

じっと夕陽を 見ていると

母のにおいが するような

 

ねんねんころり ねんねんころり

今にも泣きそな 真赤な夕陽

 

 

空とぶほうきの流れ星

 

夜空を横ぎる 流れ星

まほう使いの ばあさまの

空とぶほうきに 使われて

やみ夜のさんぽの おともする

ぞくぞくスリルな 流れ星

 

お星 は夜長を 光ってる

ほんとはたいくつ 光ってる

スリルなさんぽを 待っている

まほう使いの ばあさまの

今夜のおともは どのお星

 

 

ふるさとは 幻か

 

ふるさとは

  限りなく 遠い夢

ふるさとは 幻か

ふるさとは 我が力

 

ふるさとは

  遊びたりない カンケリの音

ふるさとは 幻か

ふるさとは 夕焼けの赤い空

 

ふるさとは

  つぼみのままの 初恋の花

ふるさとは 幻か

ふるさとは 卒業写真

 

ふるさとは

  旅立ちのホームに 鳴りひびくベル

ふるさとは 幻か

ふるさとは 緑の城山

 

ふるさとは

  父の声と 母の笑み

ふるさとは 幻か

ふるさとは 別れの涙

 

ふるさとは

  いつの日か 空の上

ふるさとは 幻か

ふるさとは 我が心

 

 

万華鏡

 

まわれまわれ 万華鏡

きれいな筒に 手をそえて

小さな窓に 目をあてて

そっとのぞいて 見てごらん

  いたずら天使が こっそりと

  ママのだいじな 宝石を

  ちらかしほうだい 遊んでる

 

キラキラきらめく 美しさ

色とりどりの あでやかさ

つぎつぎ変わる おもしろさ

同じきらめき 二度とない

  手まねく光に さそわれて

  時を忘れて 夢の中

  ひとりうっとり 万華の世界

 

 

にじの橋

 

雨があがった そのあとに

丸い大きな にじの橋

空を彩る にじの橋

にじのむこうに 父がいる

にじのむこうに 母がいる

 

かがやく七色 にじの橋

渡りたいけど 渡れない

渡っちゃいけない にじの橋

一度っきりしか 渡れない

渡っちゃいけない にじの橋

涙で渡る その日まで

渡っちゃいけない にじの橋

 

にじのむこうに 父が待つ

涙のむこうに 母が待つ

かなしうれしの にじの橋

 

 

オカリナ

 

風はもう秋

川原へ行って オカリナを吹こう

水辺にこしかけて

オカリナを両手にくるんで あたためる

待ちきれない風は

早く吹いてと せきたてる

 

オカリナに ふーっと息を吹きこむと

ときはなされた私の心は

土笛をくぐりぬけ

メロディーにのって

秋空を舞う

 

風といっしょに 遊んでおいで

心ゆくまで 遊んでおいで

 

 

ひまわり合唱団

 

ひまわりさんは お歌が大好き

朝からみんなで 歌ってる

お日さま見ながら お口をそろえて

楽しそうに 歌ってる

 

まっ赤なお顔の お日さまは

お空の上から

汗をかきかき しきをする

 

時には雲さん お日さまかくして

じゃれつき遊んで お歌をとめて

こまらすことも あるけれど

みんなのお日さま しかたない

ここらでちょっと 休みましょう

 

ひまわり畑は にこにこ明るい

みんな仲よし 合唱団

雨がふったら お歌はお休み

つまらない

 

あ~した てんきに な~あれ

 

     

小川の野菊

 

きれいに花を 咲かせても

だれも 気づいてくれない

小川の野菊

 

雨に打たれて 風に吹かれて

どんなに茎が 曲がっていても

りんとすがしい うすむらさきの

パッと開いた 小さな花は

まっすぐお日さま 見つめてる

 

楽しいことが ありました

とんぼと遊んだ あの日のことは

たったひとつの たからもの

 

やさしい光に いだかれて

やがて静かに かれていく

命のかぎりを かれていく

 

 

私の朝顔

 

あしたの朝

ひとつめの朝顔の花が

咲きそうです

 

赤いつぼみも

私の心も

それから・・・

きっとベランダの植木も

あしたの朝が

待ちどおしい

 

だって

種から育てた朝顔ですもの

 

 

こいのぼり

 

「ああ・・・

 きもちいい・・・」

こいのぼりが

五月の空にさけんでいる

みどりの風

おなかいっぱい吸いこんで

一年ぶりの解放感にひたっている

 

あっちでもこっちでも

父さんこいと

母さんこいと

子供のこいが

仲よくよりそって

泳いでいる

 

 

お昼の白いお月さま

 

お化粧 おとして

かすかに 浮かぶ

お昼の 白いお月さま

 

よくよく 見ないと

わからない

素顔の 白いお月さま

 

まわりを 気にすることもなく

ほっと くつろぐ

のんびり 白いお月さま

 

夜になったら

きれいに おめかし

光り輝く お月さま

光り輝く お月さま

 

 

花ふぶき

 

うすもも色の

さくらの花びら

枯れてもないのに

いさぎよく

きれいなままで

散っていく

 

短い命を

おしみもせずに

うらみもせずに

武士の誇りの

花ふぶき

 

 

ほんのり赤い おひなさま

 

おだいりさまと

おひなさま

きれいな着物に

けしょうして

二人なかよく

うれしそう

 

でも

二人ならべて

かざったら

たがいのお顔が

見えないね

 

少しだけ

むかい合わせに

おきましょう

おひなさまのお顔が

ほんのり赤く

そまったよ

 

ぼんぼりも

やさしくゆれて

 

 

宝くじ

 

宝くじ

こんどこそ

こんどこそ

奇跡を願って

何十年

 

めったなことで

当たるものでは

ないけれど

いつも誰かが

当たってる

 

もったいないと

思いつつ

買わないと

当たらないのが

宝くじ

買ったところで

当たらないのが

宝くじ

それでも

買いたい

宝くじ

 

 

ねじまきの うで時計

 

三時五分で止まったままの

ねじまきの うで時計

 

気がつかないでいたけれど

一日に二回 正しい時刻を

知らせてくれていたんだね

 

三時五分が近づくと

わくわく そわそわ

自信にあふれた時計のほこりが

よみがえっていたのでしょう

 

久しぶりにねじをまいて

いっしょにお出かけしたくなりました